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Bagus!

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2011年 09月 13日

修行

今日仕事場に韓国人のお坊さんが来た。

夕方18時の便に搭乗なのだが、民宿のご主人が早々に空港に送ってくれたらしい。

お坊さんに「まだ5時間以上ありますね~。長い時間ですね」と言うと

「これも修行です」とニッコリ笑った。

その瞬間、私のハートにグッサ~っとナニカが刺さった。



ここ最近、我が家の話題は11月のバリに向けてのバリ話。

昨夜偶然にも空港の話になった。

「帰りの空港のベンチに横になって寝てるヤツおるよね~

私ああいうヤツ大キライ!常識も何もナシ!私がもし体調が悪くなったら

そんなヤツを起こして私を椅子に座らせてくれる?」と夫に尋ねた。

「そりゃあ体調悪くなったらそんなヤツ起こして座らせるさ

大体横になって占領する事自体おかしいし!」と夜の散歩中に話した事を思い出した。


私は自分だけの事を考えていた?(いや体調が悪くなったら座りたい)

椅子に横になりガーガー寝ているどこかの国のヤツを軽蔑した?(ハイ。しました)

椅子だけにこだわらず私は空港となるとちょっとムカつく事が多い。

搭乗順位、小さなお子様から(なんでじゃ!同じ料金払ってるのにガキも待たす事を覚えよ!)

機内でギャーギャー泣く赤子(そんな小さな赤ん坊まだ海外は早いやろ!)

などなど、私ってやっぱり修行が足らんのとちゃうん?

わかってはいるんよね。わかってはいるんやけど、椅子占領奴らと機内の泣き声だけは・・・


       我慢出来んのよねーーー

そんな未熟な私にお坊さんは「あなたに韓国のお土産をプレゼントしたい」と言出だした。

「親切にして下さった方にお遍路の途中で差し上げていました。あなたが最後です」

と言って鞄の中からペンダントを出した。


私、まだまだ修行が足らないみたいです・・・。心にブッサリお坊さんが刺さりました。

ありがとう。お坊さん。

修行_d0167093_20224930.jpg

でもお坊さん、鞄を開けながら「あなたのお歳は?」と訊いてきた。

私は正直に言うと「わぁ~見えない。若く見えます」と言って年相応のペンダントを出した。

「若い子はこれ」と言ってハート型を私に見せた。

「お坊さん、歳で差別はいかんわぁ。うちもまだ女やで。女の修行したらどない?」




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by miegoreng | 2011-09-13 20:40 | Others


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